SSブログ
宝塚・舞台の話・月組 ブログトップ
前の10件 | -

【宝塚】月組『ロミオとジュリエット』DVD見ました [宝塚・舞台の話・月組]

6日に届いたDVD、じっくり見ました。
いやー、やっぱり『ロミオとジュリエット』は素晴らしい作品ですね。
作品と出演者は本当ーに素晴らしい、しかし…DVDが…。

まず、画質が悪い。画面が粗すぎ!
うちのデッキで2倍録画したスカステ映像みたいな画質なんですけど、いいのか、これで?
うちのデッキの性能が悪くて映りが悪いわけじゃないですよね…?
次に特典の役替り映像が短い!
いくらダイジェストだからって、これはないでしょう(涙)。
何が見たいって、役替りが見たくて高いほう買ってるのに…。
別アングル映像なんていらないから役替りを全編入れて欲しかったよ、ブツブツブツ…。
さらにブックレットが全然豪華じゃない。
いや、写真いっぱい載ってて綺麗だけど、中身は場面と出演者の紹介だけって、それ当たり前だし。
っていうか、記念版ってこのブックレット入ってないの?
いくらなんでもあんまりじゃあ…これは最低限必要なものだと思うけど…うーん。
わざわざブックレット付き!なんていうからには写真集みたいな豪華なものが入ってるかと思ってた…。

とまあ、文句はこれぐらいにして…(でも超不満ですよ!TCAはもっと真面目に考えろ!)。
えーと、龍さんロミオの本編は7月6日収録ですか、大劇場公演の真ん中辺ですね。
役替りは6月26日?初日あけて何日も経ってませんね。
↓ 以下の感想は私の超個人的な意見です、どちらが良い悪いではなく、私の好みです。

龍さん、本当に素敵だなあ…(うっとり)。離れて見てもアップにしても本当ーに綺麗。
明日海さんも本当ーに綺麗。で、なんかかわいい。

原作のロミオとジュリエットは17歳と13歳、この作品では多分20歳と16歳のようですが、
確かに龍さんは成人に見える、ただし中身が屈折していてやや未熟な感じ。
なんというか、1幕でいきなり「僕は~怖いいい~♪」と歌いだすところとか、
なんともいわゆる中二病っぽいんですけど、そこが魅力(っていうかここの歌すごくいいですね!)。
明日海さんは原作の17歳って感じ。中身も純粋でまっすぐな少年。
とりあえずあの耳かきタンポポの綿毛の似合い方がすごい。
結局スカピンのショーブランと同じ違い方ですね。。役作りというより、持ち味の違いですよね。
最初はロミオは明日海さんのほうが似合うのかな?と思っていたけど、
見比べてみるとタイプは違うけどどっちも似合ってるし、どっちも素敵。
愛希ちゃんともどっちもいい感じに似合ってる。
で、私個人的にはやっぱり龍さんのほうが好きですねー。
理由は…私は少し屈折したエキセントリックな人の方が好きだからです。

一瞬の隙もなくキラキラしまくる龍さん…と思ったら、唯一1幕最後の結婚式のシーンの顔が妙に怖い。
「エ~メ~♪」って歌いながらジュリエットを迎えるシーン、なんだこの幽霊みたいな顔!?と思ったら、
段を降りてきたらいつものキラキラに戻ったので、多分照明の当たり方ですね。

ティボルトは…やっぱりどっちも素敵だけど、やっぱり龍さんのほうが良かった。
龍さんは本当に屈折しきって悪い人になっちゃってる感じで、やっぱり未熟な大人。
明日海さんは表面はグレてるけど、中身はいい人っぽくて、やっぱりまだ少年っぽい。
劇場で明日海さんティボルトを見たとき、マーキュシオを刺した後、
青チームが悲しんでるのを後ろで女の子とニヤニヤ見てるのがなんとも違和感があったんだけど、
(絶対人を刺しちゃったことにショック受けそうに見えるんですよね)
龍さんティボルトにはその違和感がない、本当にニヤニヤしそう…っていうか
刺したナイフの血を目を輝かせてなめそう(←だからそれじゃルキーニだってば)。
これも持ち味の違いだと思うんだけど、やっぱり私は龍さんのほうが好み~♪

で、これだけタイプの違うロミオ相手にお披露目を演じきった愛希ちゃん、素晴らしい。
とても可憐でかわいいし、芝居とダンスはうまいし、歌もかなりいけてる。
しかしやはり可憐だけど力強いジュリエットですねえ。
「親には逆らったことがない~♪」って歌ってても、絶対嘘ですね?って感じ。
なんかロミオが追放されたらさっさと家出して後を追っかけそうだし、
ロミオが死んでることに気づいたら親を呼びつけて「お前らのせいじゃ!」って説教しそう。
ナイフで自殺する時に全く躊躇がないのにもなんか納得。
いや、強くて自立した娘役って正に月組の伝統ですよ、魅力的。

美弥さんは本当に目が大きくて目力がすごい。
マーキューシオの暴走ぶりが超ハマってるし、スターオーラが飛びまくってますね。
(美弥さんも星の紅さんも新公ラスト1回の主演ですよね、
 やっぱりいろんな人にチャンスを与えるのって大事だよなあ…)

星条さん、体も大きいけど声はさらに大きい。
なんか最初からお兄さんって感じで分別ついてそうに見えるので、
1幕のヤンチャぶりはやや違和感。でも2幕は中身も伴って素晴らしい!
「どうやって伝えよう~♪」は本当に素晴らしい、泣きそうになっちゃいましたよ。

感想が多いので後は箇条書きで…
・輝月ゆうまさんが素敵!歌もお芝居も素晴らしい!
 まだ研4なのに、星条さんや果ては越乃さんまで向こうに回してあのおじさんっぽさ! 
 『アリスの恋人』のオカマの若者も素敵だったので、若い役もいいはず、
 新公主演してスター路線に乗って欲しいけど、一色さんの後を継ぐおじさん役者もいいなあ…。
・花瀬さんが綺麗だなあ…。
 いつまでも可愛くてヒロインっぽい人だと思ってたけど、
 今回はドスのきいた歌声でお母さんっぽくてこれまた素敵。
 憧花さんも綺麗だなあ…。歌も素晴らしいですねえ。
 良妻賢母のロミオ母と色気バシバシのジュリエット母の対比がいいし、
 その2人がラストで父親たちより先に和解するのもいいなあ。涙涙…。
・父親は越乃さんは色気出すぎ。
 比べちゃうと綾月さんは少し目立ってないかなー。
・専科さん2人が素晴らしすぎる。 2人の歌は本当にすごいなあ~。
 組長副組長が路線とヒロインみたいな若々しさなので、老け役で締めてくれる人がいると安心。
・愛の煌月さんが超きれい。
 今まではちょっと丸いと思っていたけど、腕が細長くてスタイル抜群で全然太く見えない。
 こんなに踊りが上手な人だったんですね、腕の動きがすごく柔らかくてきれい。
 「愛」そのものという、人でも神でもない存在感がうまく出てますね~。
 女役なんだけど、この役は男役がやるからこそ、包容力があっていいんだろうな。
・死の珠城さん、綺麗でかっこいいんだけどこちらはどう見ても人っぽい。
 「死神」ならいいんだけど、「死」そのものとなると…。
 劇場で見たとき、背景に紛れてどこにいるのかわからない、と思ったけど、
 それもこの生身っぽさのせいなのかも。
 明らかに人でない存在感が出れば、群集やセットから浮かび上がって見えるのかもなあ。
 時々、いい具合に目がランランとしてるんだけどなー、
 あとちょーっとのオーラとそのはじけさせ方が身につけば無敵で完璧よ、期待期待!
・パリスの紫門さんが最高にいい!こういう役似合いますねえ~。
 っていうか普通に超かっこいいしお金持ちなのにねえ…
 ジュリエットはなんてもったいないことしたんでしょう…(←じゃないとお話成り立たないけどね)。
・青チームの美翔さん、顔が超かっこいいのにすごいズボンはいてますね…。
・ピーターの華央さんがかわいい~。
 乳母に「役立たず!」って言われてしょんぼりする顔が超かわいい~。
 これがあの怖い靴屋(スカピンで愛希ちゃんの髪を引っ張ってた)だなんて…。
・青チームの朝美絢くんがかっこよくて気になる!新公主演来そうな感じですね。
・青チームの鼻が高くて面長な見慣れない女の子が綺麗で気になる。あれが海乃美月さんかな?
・赤チームの瑞羽さんがすごい目立ってる。
 仮面舞踏会で見事なフープさばきだと思ったら、おとめに「特技:新体操」とあって納得!
・有瀬さんのジョンがかわいそうでこの先が気になる…。
 「お前のせいだ!」ってみんなに責められたら気の毒すぎる…。
・ラストの霊廟の影デュエットが素晴らしい~。
 劇場で見た時は有瀬さんの声がすごく響いてたけど、
 DVDでは晴音ちゃんの声のほうが響いてたかな?でもどちらも素晴らしい!
フィナーレは、
・劇場で見たときはなんとも思わなかったけど、
 美弥さんがセリ上がってくる時の音楽が、ロックというよりどう聞いても演歌。
・ロケットの真ん中の人が顔が超小さい!麗奈ゆうくんかな?
・デュエット前の男役の群舞で、龍さんの斜め後ろの最後列に大公様発見!
 た、大公様…なんでそんな後ろに…?と思ったら何しろ下級生なんですもんねえ。
・さらにその群舞、華央さんがピーターの頭のままかっこよく踊ってるのを発見…
 かっこいい、かっこいいけど変~頭が大きすぎ~。
・デュエットダンスも素敵~(うっとり)。
 愛希ちゃんを見つめる龍さんの目の優しいことったらもう。
 愛希ちゃんって、男役の時は華奢すぎると思ったけど、よく見るとなかなか肩が立派ですね。
・エトワールの白雪さん、歌は素晴らしいけど、顔がなんかひょうきんていうか…。
 (↑ 失礼!でも白雪さん大好きですよ!)
・パレードで愛と死が歌ってるのがなんか不思議…お芝居では全く声を出さなかったので。
・みらちゃんが真ん中で降りてきてうれしい~。
・あれ?有瀬さんが降りてくる順番が早すぎませんか?
 輝月さんと対で、赤青チームの華蘭ちゃんや鳳月さんより前、
 っていうか星輝さんたちよりも前ですね…。
 赤青チームと分けなきゃいけないのか…と思ったけど、
 ピーターの華央さんは1人だけ赤青に混ざってるな…うーん…。
・うーん、やっぱりロミオが2人いるのが変。 やっぱりティボルトはティボルトで降りてくるべきじゃあ。
 役替りの時にティボルトが最後に降りるのは変だというなら、
 そもそも役替りが変なんだし…ブツブツブツ
・最後に素晴らしい笑顔で降りてきた龍さん、よかったなあ(涙)。

うーん、いい作品でいい役者でした。
新生月組ってよく言うけど、新しく入った美弥さんも全く違和感なくなじんでるし、
すごくまとまっててよかったなあ~。

作品と役者がいいからこそ、DVDの残念さが…(恨)。
アンケートハガキに文句書いて送ろうっと…。

↓ ランキングに参加しています、クリックしていただけると最高にありがたいです<(_ _)>
にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組東京公演『ロミオとジュリエット』見に行ってきました! [宝塚・舞台の話・月組]

行ってきました、ロミジュリ生観劇!
8月28日火曜日、15時30分開演の、龍さんロミオバージョンです。
50日前に思いがけずチケットを取れちゃってから、まだかまだかと心待ちにしていた観劇、
遂に遂に行ってきました~♪
↓ 来ました来ました~\(^o^)/
  このプレートが撮りたくて、待ち合わせ中の見知らぬ奥様ごと撮影しちゃいました、ごめんなさい。
画像 165.jpg

画像 166.jpg

2階1列目34番、真ん中よりやや左より、とてもいい席でした。
舞台が近い!2階1列ってこんなにいい席だったのか!
画像 167.jpg
画像 168.jpg

一応劇場でオペラグラス借りていったんですけど、オペラなしでも十分よく見えました。
ま、せっかく借りたんだからと時々オペラも覗きましたけどね…
ジェンヌさんのまつげの1本1本まで見えて鼻血出そうでした…(クラクラ)。

いやー、よかった、本当によかった、最高によかった。
やっぱり生の舞台っていいですねえ、テレビとは全く違う。
意外に生の舞台って小さいんですけど、そこにギュッと凝縮された演者のパワーがすごい!
盆が回る時にセットがギシギシいう音が聞こえたりするんですけど、
それすら「あああー、生の舞台なんだわ!!」って大感動(テレビじゃこんな音聞こえないもんね)。

もう何から何まで感激しすぎて失神するんじゃないかと思うほどでしたが、
実際のところ失神してるヒマもないほど舞台に釘付けで、
冗談抜きで「あっ!」という間に3時間経っちゃいました…3時間って短いなー。

いやもう「あっ!」という間に終わってしまったので、細かい感想はDVDが出てから、
復習してからにしようかと思いますが、印象に残った点、人を少し。

・龍さん!素敵、素敵すぎ!本当に生で見ても目がキラキラしてる!
 オペラで見たら本当に目がつぶれるんじゃないかというほど輝いてましたよ(☆)!
 今までの龍さんって繊細なエキセントリックさが魅力(←私の個人的な意見ですよ)で、
 薄刃のとがった刃物みたいな感じ、しかもその刃物の血を目を輝かせて舐めそうな感じの人…
 って勝手にイメージしてたんですけど(←自分で言ってても意味不明ですが)、
 ロミオは刃物というよりピアノ線みたいな感じかなー。
 繊細で強くていきなりブツッと切れちゃう、みたいな。
 いやーもうほんとに魅力的なロミオでした。もちろん歌もよかった♪
・愛希ちゃん、かわいい~超かわいい~。
 なんか可憐なんだけど力強いジュリエットでした。
 お父様に殴られたら殴り返して家出しそうな感じ(←何じゃそりゃ)。
・明日海さんも素敵~。舞台写真で見るよりはるかに力強くて、迫力あってよかった!
 「力強いオーラ」が背後から立ち上ってて、小柄さもあまり感じなかったし。
 でもオペラで覗くとやっぱり顔が超きれいでかわいいので、ロミオも見たかったなー。

・美弥さん、本当に目が大きい(驚)。
 ずっと前から月組にいたみたいになじみきってました。
 フィナーレの1人銀橋渡り、すごいですね!いつもなら2番手がやる役ですよね。
 スターオーラバッチリですごくよかったですよ!
・星条さん、声が大きすぎる(笑)。
 でも仲間をまとめる兄貴分って感じ(役も、実際も)で、素晴らしかったです。
・ロミオママの花瀬さん、美しいー!
 歌もいつもより少し低めの声で迫力あって素晴らしかった~♪
・ジュリエットの両親は二人して色気ダダ漏れすぎ!
・神父様と乳母さん、歌が素晴らしすぎます。
・輝月さんが素敵!あれでまだ研4とは…年ごまかしてませんか?
 歌もすごいし、大公様の威厳がちゃんと表現できててすごい。
 そういえばバラの国の王子の新公でもおじさん役に全く違和感なかったですもんね。
 いやーおじさん役もすごいけど、いずれ新公主演も見たいですねえ。
・紫門さんが普通にかっこよすぎ。
 相変わらず真面目にとぼけたオーラ大発揮。
 あんなにかっこよくてお金持ちなのに嫌がるジュリエット、もったいないですよ。
・華央さんのピーターが妙にかわいい。
 これがあのスカピンで愛希ちゃんの髪引っ張ってた靴屋か…としみじみ驚き。
・愛の煌月さん、きれいだなー。
 ただ個人的には女性体型を作りすぎのように見えて少しだけ気になったかな。
 もう少し凹凸を抑えても(特に凸)…と思ったけど…ま、踊りもきれいだったしいいか。
・死の珠城さんも素敵なんだけど、時々どこにいるかわからない時があったかな。
 ロミオと2人のシーンなんかは本当に素晴らしくて妖しい魅力が発揮されてるんですけど、
 後ろにいる時は背景に紛れちゃってる感じがする時があるような。
 あともう少しのスターオーラとオーラのはじけさせ方を手に入れたら無敵。
・青チームのゆめちゃん、スチール写真が怖かったので(ごめんなさい)、
 オペラで恐る恐る覗いてみたら、別人のようにスッキリかわいい顔で踊ってて安心。
・ラストの霊廟での影デュエットが素晴らしかった!特に男役さん。
 有瀬さんと晴音ちゃんだったんですね。いやー素晴らしい。
・フィナーレがはじけまくっててすごい。
 新生月組の若さがいかんなく発揮されてて楽しくて、こういうのもいいな。
・デュエットダンスもよかったなー。
 龍さんが愛希ちゃんを見つめる目が優しくて素敵~(うっとり)。

いやー本当に素晴らしかった、本当にあっという間でした。
来月DVDが出たらまたじーっくり見たいです、はあ~(まだ夢の中)。

終演後、劇場内のキャトルレーブへ行って、いろいろ買っちゃいました。
しかーし!華蘭ちゃんのスチールが売り切れ、キィーッ!
ってなわけで向かいの日比谷シャンテのキャトルにも行って、見事最後の1枚をゲット!
ほくほくしてさらに他のものも追加購入…。
↓ いっぱい買っちゃった。
画像 172.jpg

ホテルは劇場向かいの「レム日比谷」に泊まりました。
ホテルの話はまた今度。

↓ ランキングに参加しています、ポチッとしていただけると天にも昇るうれしさです<(_ _)>
にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組『アリスの恋人』 [宝塚・舞台の話・月組]

つい先日スカイステージで放送されたのを今日見ました。
2011年12月8日収録、日本青年館公演千秋楽です。

↓ 公式からお借りしてきました、ポスター画像。かわいい~♪
poster.jpg
とりあえず予習なしで1回見ましたがいまいちよくわからなかったので、
ストーリーや公演評などをチェックして、直前に放送されたナウオンを見てもう1回。
『不思議の国のアリス』のストーリーが関係あるわけではないみたいですね。
不思議の国のアリスって大昔に絵本で読んだだけなのであんまり覚えてないなあ。
ウサギを追いかけていったらトランプが出てきて大きくなったり小さくなったり…ぐらいしか…。

で、見た感想は…一色瑠加さんが超素敵だった!これに尽きる!
いやもう本当~に素敵、かっこよすぎて本気で恋しそう(壊)。
一色さん、初舞台の頃から知ってますが、正直、下級生の頃はそれほど気にならなかったのですが…
しばらく宝塚から離れて、月組2度目の『エリザベート』以降ファン再開したのですが、
この時好きになったのが桐生さんとしずくちゃん、そして一色さん。
パレードの最後のお辞儀を見て仰天したんですよねえ~うっとり
「誰だこの超渋い男前!えっ、一色さん?いつの間にこんなに素敵になっていたんだ!」ってね~。
目力がすごくて、渋さも明るさも若々しさもあってかっこよくて色気もあって、
おしゃれな素敵なおじ様役がよく似合う人ですねえ~あああー、素敵すぎる。
そしてふと我に帰る、もう一色さんはいないんだなあ…グスン。

…と、一色さんの話をすると止まらないので、一旦おいといて、本題。

『アリスの恋人』、1回見ただけではちょっと意味が分からないところがあったのですが、
2回見たら分かりました、すごく面白かったです。
曲もどれもすごく良かった!ディズニーのショーみたいでワクワク。
千秋楽だから、アドリブもちょこちょこあって面白かったですねえ。

現実世界の導入部分の後、夢の世界で全員のショーでオープニングって感じですが、
これがもうほんとにディズニーのショーみたいで楽しい~!
進行役の珠城さんがいかにもディズニーアトラクションのお兄さんみたい。

主役の明日海さん、字幕で「青年」って出てましたけど、高校生ですよね?
学生カバンにブレザーにしましまマフラーって、似合いすぎ!
悩める男子高校生かー、たまりませんねえ(←何が?)。
で、夢の中ではツンデレ青年になってるじゃないですか、これまたたまらん。
それにしても容姿端麗すぎますねえ、なんという美しさでしょう。
そしてまた歌がうまいですねえ~いい声だなあ。

で、男役がこれだけ美人すぎると相手役さんも大変だなあと思うのですが、
この愛希ちゃんがまた可愛い!転向直後なのにまったく違和感ないですね。
現代ではちょっとOLには見えないけど、夢の中のアリスの衣装が似合う~♪
ただ、靴が…。
最初、すごく可愛いけどなんか変…バランスが悪い…スタイルいいのにどうして?
と思ったら、すごいベタ靴履いてるから膝下が短く見えるんだわ…。
アリスだからなのか、明日海さんと身長差がないからなのか…多分両方ですね。
その点、劇中劇のブーツ姿とか、2幕のロングスカートの衣装の方はバランスよく見えて一層可愛い。
お芝居はもちろん上手だし歌も歌えてるけど、まだ声が無理して高い声出してるみたいな感じかな。

珠城さんは2番手でいいのかな?狂言回しのウサギ役。
ウサ耳にウサギの顔のベスト着てる…かわいい…けどなんか微妙。
スタイル抜群で顔もかっこいいんだけど…ウサ耳がはっきり言って全然似合ってない~。
若いんですけどねえ…持ち味が落ち着きすぎてるんですかねえ。
歌も台詞も上手で、きっちり出来てるんですけどねえ…なんだろう、なんか物足りない。
過不足なさ過ぎっていいますか…うーん、はじけ方が足りないっていうか。
すっごくおいしい役を上手に演じてるんですけどねえ…うーん。

その点、ちゃんとはじけてるのが紫門さん。
女と見れば幼女も口説く、なんて言われてる割に妙に純情な帽子屋さん役。
大げさなキザリ方がいちいちおかしい~。でもちゃんと2枚目。

そしてはじけまくる一色さん、いいわ~。なんて素敵なの~!
どうしてマントの中にティーカップがいっぱいぶら下がってるんですか!(爆笑)
歌も歌ってて渋くて色気もあってかっこよくておかしくて本当~に素敵。

一色さんが劇団の座長で、劇団員が猫とネズミとトランプなんですね。
猫が貴千さんで、ネコ耳ではじけまくってますね。
台詞がいちいち「ニャー」なのがかわいくておかしい!
私、『どこでもいっしょ』のトロちゃんが大好きなので「ニャ」に弱いんですよ~、ツボ~。

ネズミの鳳月さんは寝てばっかりいるのであんまり「チュー」とは言いません(笑)。
舞台で普通に枕で寝てるなんて(笑)。立ったままでも寝てるし。
普段の色気と迫力漂う鳳月さんとは全然違っててかわいい~。
歌もちょっと高い声で歌ってたけど、上手ですね~。

トランプさんたちは後ろにいても細かくお芝居しててみんなキャラが立ってて面白い。
中でも劇中劇で長いソロを歌った沢希さん!素晴らしすぎ!
あと、なぜかオカマキャラの輝月さんがおかしすぎ!
男の子たちは全員見せ場があって、千秋楽のアドリブを交えてておかしかったです。
女の子たちは見せ場がなくてちょっと残念、豪華メンバーなのにな。

赤の女王役の愛風ゆめちゃんが超上手!
最初見たときは「大屋政子…?」って思っちゃいましたが、10歳の設定だったとは。
かわいいんですけどねえ、やっぱりお化粧がちょっと地味なのかなー。
でもお芝居も歌も素晴らしかったです、地声で高い声で歌えるんですねえ。
劇中劇の後ろで笑ったり大泣きしたりしてるのが可愛い~。
来月放送の『バラの国の王子』の新公、楽しみですねえ。

その赤の女王を慕うのが星条さん…星条さんが幼女をお慕いってやばいんじゃ…(笑)。
しかしこの星条さんがまた超素敵~。RPGのキャラが抜け出てきたみたい。
まわりが陽気にはじけてる中で萌花さんと2人だけ黒い衣装でニコリともしないので、
何者?と思ったらナイトメア=悪夢ですか。
マントをバッサー!と広げる姿のかっこいいこと!
歌うシーンがまた切なそうな表情でかっこいい!ここの曲がいいんだ、また。

萌花さんがまた、黒い衣装に白い化粧でかっこいい~。
すごい美脚で無表情のまま両手に刀を持って立ち回り…ってよく考えたらすごいキャラ。

白の女王の花瀬さん、綺麗だなー。
なんか『バラの国の王子』のお妃様とほとんど同じ格好のような気もしますが…。
副組長がこんなに綺麗でかわいいなんて、贅沢だなあ~。

白の女王の変な使者の光月さん、ナウオンによると「残念なハンサム」だそうで…。
確かに…かっこいいのになんか抜けてる。こういう役やらせたら最高に似合いますね。

変な使者もう1人琴音さん、アニメ声で超うざい…と思ってたら、
お芝居の中で明日海さんに「いちいちうざい」と言われて「キャラですから!」と返してた(笑)。
うざいけどなんか可愛い。

赤の女王のお世話係の妃鳳さん、超きれい~。
その横にいる地味な子、本当に妃鳳さんの娘なのか…?
いちいち「地味な娘」と言われてるけど咲妃みゆちゃん、最後にめがねを取ったら可愛い~。
お芝居もうまいし、紫門さんとお似合い。

まったくOLに見えない愛希ちゃんの同僚役の晴音アキちゃん、
こちらはちゃんとOLに見えますね、同期なのに不思議。
とても上手だけど、この人が韓国ドラマにハマってる設定はちょっと意味不明だな。

フィナーレは独立してなくてお芝居の延長みたいな感じでした。
ここでも…一色さんの最後のお辞儀がかっこよすぎる!だめだ、クラクラしてきた(壊)。
千秋楽なので最後の挨拶まで放送。
やっぱり泣いちゃった明日海さん、かわいいなあ。
まわりのみんなが「ああー、泣いちゃった」って笑いながら見守ってるのが微笑ましい。
挨拶の中で「同期のじゅんちゃん」って突然沢希さんに振り向いてみんながビックリしたり、
カーテンコールで「何か言いたいことないか」って何度も沢希さんに振ったりしてたのは…
この次の公演で沢希さんが退団だったからなんですね(涙)
ううー、この次で一色さんと沢希さんが退団なのか…うわーん。

一色さんが素敵すぎて酸欠になりかけましたが(←本当か?)、
夢夢しくて楽しい舞台でした♪

↓ ランキングに参加しています、ポチッとしていただけると大変ありがたいです<(_ _)>
にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】東京公演のついでに行きたいところ [宝塚・舞台の話・月組]

来月の東京ロミジュリ観劇に向けて、予習に励む今日この頃。
何しろ日比谷まで1人で行くなんて初めてのことですし。
東京駅から劇場まで歩いていこうかと思うんですけど、暑そうですねえ。
でも地下鉄って乗ったことないし…なんて考えつつ、雑誌を見ていたら…!!!
↓ こんなものが!
画像 090.jpg
↑ こ、これは!!ぜひ見たい!!
東京公演と同じ時期だなんて、これはもう行くしかないでしょう…って、
六本木ヒルズって一体どうやって行けばいいんだ…?
しかし今はネットでちょちょいと検索すればたちどころに分かるんですもんね~、便利な世の中だ…。
ふむふむ、日比谷から地下鉄に乗って六本木まで行けばいいのか、簡単じゃん!
…って、日比谷から地下鉄に乗るってのがもう第一の試練って感じですな…。
田舎者に東京の鉄道はつらい…でも頑張ります。
ああー、来月の楽しみが2倍に増えた、楽しみで楽しみで待ちきれません。

…って、全然宝塚の話題じゃないですね(^^ゞ
というわけで、先日タカラヅカニュースで放送された新人公演の様子について少々。
皆さん少しずつしか映らないのでなんともあれですが、それでも!
(注:私はもちろん本公演も新公も全編見てはいません、
   スカステで映った舞台映像のみで比べて書いてます、お許しを)

鳳月杏さんが素敵!
なんですか、あの色気は!猛烈にかっこいい!
大変申し訳ないけど、今まで舞台映像で流れた本役の珠城さんよりも良く見えました。
もちろん全部見ないと何とも言えないけど、でもあの映った瞬間の存在感がすごすぎ。
ダンスもうまい人ですしね、全部見たいですねえ。いつか放送あるかなあ。

主役の珠城さんは、いままでどうも年の割に落ち着いてるイメージが強くて、
どうかなーと思ってたのですが…やっぱり落ち着いてますね。少年に見えない…。
劇団の、若い役もやらせて経験を積まそうってのはよくわかるんですが、
どうにも本役さんよりも落ち着いて見えますねえ。
もちろんかっこいいし、歌もダンスもうまい人なんですが…全部見ればまた違うかな…。

咲妃みゆちゃん、かわいいですね~。
ちょっと髪型がもっさりしてたけど、歌もうまいみたいだし、期待できますねえ。
噂の96期ってのだけがなあ…でも見た目実力が実際にヒロイン向きなら仕方ないですね、
向いてるのに使わないのはもったいないもんね。

朝美絢くんがかっこいいですね!歌もいいみたいだし、楽しみ~。
煌月さんもかっこいい~、見た感じ健康的なティボルトかな?
輝月さんも歌うまいみたいですね、楽しみ~。本公演の大公が凄いって噂だし♪
貴澄さん、これまた渋くてかっこいい!
みらちゃん綺麗だな~。

あと華蘭ちゃん、頭(っていうか髪)大きすぎない?
顔が超かわいいのに最近は老け役が多いですねえ。しかも新公の長ですか…しみじみ。
正直、華蘭ちゃんのロミオも見てみたかった…けど、
おじさん役者が不足気味の月組、次を育てるのも大事ですもんね…。


まだ1ヵ月以上あるんですけど、心はすでに東京です。
ああー楽しみだ、今すぐにでも行きたい気分です(←まだやってませんよ!)。

↓ ランキングに参加してます、クリックしていただけるととてもありがたいです<(_ _)>
にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組『ホフマン物語』 [宝塚・舞台の話・月組]

つい先日、スカイステージで放送された作品です。
2008年1月13日収録、バウホール公演の千秋楽です。
この作品は役替りが4パターンあったらしく、これはいわゆるBパターン。
この1週間後から青樹さん主演で別パターンが上演されたようです。

恥ずかしながら、この作品のことは原作も、上演されたことも知りませんでした。
私は新人公演の場合は、本役さんが誰か知りたいので予習してから見ますが、
それ以外は最初の1回は全く予習せずに見るのが割と好きです。
で、今回は、録画もしつつ、リアルタイムで1回見ちゃおうと思ったのですが…。
ちょっと忘れてて出遅れちゃった…気づいた時には30分以上たってましたが、
とりあえず見始めたら…???全然わからない!
まずヒロインがわからない。美人ですごく歌がうまいけど、誰?
月組のヒロインでこんな人いたっけ?組替した人かな…?
しかもそのヒロインはすぐ死んじゃって、話はオムニバス形式みたい…全くわからない!
というわけでリアルタイムで見るのは諦めて、予習してから再挑戦しました(>_<)

で、予習したら…あのヒロイン(1話のヒロインのアントニア)は青葉みちるさんだったことが判明!
脇の女役さんのイメージが強かったので、すごく意外!
ヒロインも似合う人だったんですね、やっぱりいろんな人にチャンスをあげるのって大事!
この公演で退団しちゃってたんですね、残念。

さて、『ホフマン物語』って、超有名なオペラだったんですね。全然知らなかった
実際にはどう分けられてるのかわからないけど、
便宜上、プロローグ(酒場)、1話(アントニアとの話)、2話(オランピアの話)、
3話(ジュリエッタの話)、エピローグ(酒場)と括ります。

主演が当時まだ研5の明日海さん、新公主演もまだだったのにすごいですね。
まあ~なんと可愛らしいこと!今よりちょっとふっくらしてるかな?
ホフマンって何歳の設定なんだろう、少年にしか見えませんねえ
プロローグとエピローグは昔の恋愛を語る詩人にはちょっと見えないけど、
1~3話の若い頃の一直線ぶりは良く似合ってます。
歌もうまいけど、今と比べるとまだまだ新人!って感じで微笑ましい~♪

悪魔役の青樹さん、かっこいい!どう見てもトート閣下!
特に3話のダイヤモンドを持って歌い踊る場面が素敵!
正直、青樹さんのほうが目立ってて主役っぽい。
青樹さんって顔がなんかかわいくて人のよさがにじみ出てるので、
エリザベート新公のトートってどうだったんだろう?と思ってましたが、
これを見れば似合ってたんだろうな~。歌もうまいし。
ああー、エリザ新公が見たくなってきた。確か龍さんがルドルフだったんだよなあ…見たい…。
この悪魔の似合いっぷりもいいけど、
多分青樹さんの本質に近いであろう青樹さんホフマンも見たいなあ。

で、一番のヒロイン格が夢咲ねねちゃん。
青樹さん主演のDパターンは全3話のヒロインを1人3役でやったらしいですね、すごい。
今回は3話の娼婦のジュリエッタ。宝石ギラギラの姿の似合うこと!
青樹さんと2人でゴンドラに乗ってる時の妖しい美しさといったら、もう。
歌はあまり得意な人ではないのかと思っていたら、すごいソプラノでちゃんと歌いきった!

2話のヒロインのオランピアが美鳳あやさん。
実は人形なんだけど、素晴らしいダンスで人形らしさが良く出てます。歌もうまい!
とてもかわいいけど、正直ドレスがいまいち似合ってなかったような…色なのか形なのか。
本当は大人っぽいドレスの方が似合う人なんだろうな、Cパターンのジュリエッタが見てみたい。
で、Cパターンのオランピアがまだ研1の花陽みらちゃんだったんですね、すごい大抜擢!

1人で4役やってた星条さん、一番の見所は3話の決闘相手ですね。
いやー貴族コスチュームの似合うこと似合うこと!かっこよすぎ!
明日海さんと決闘で向かい合ったら、明らかに一回り以上体格がいいんですけど…。
どう見ても明日海さんが瞬殺されそうなところですが、悪魔の手助けにより星条さんが負けちゃった。
青樹さんバージョンでは星条さんが悪魔役だったとか、うーんそれも見たい。

未沙さんも1人で4役。
お父さんとか人形の博士とか、基本的に優しいおじさんの役。
歌も歌ってて、若手出演者ばかりの中で、さりげないながらもさすがの存在感。

ホフマンを見守るミューズ役が美鳳さんの2役で、このドレスはばっちり似合ってる!

で、このミューズが人間に姿を変えたらしい親友役が宇月さん!
この時まだ研4なんですけど、すでに今とあんまり変わりませんね。
ホフマンに忠告しても全然聞いてもらえないんだけど、ずっとついて見守ってて、
その視線が温かくて優しくて素敵~。
エピローグにはなんと階段を降りながらソロで歌ってますよ、上手~!
この役、青樹さん版では明日海さんらしいし、いい役ですよね。

3話の決闘直後、舞台の向かって右端で素晴らしいソロを歌った人がいるのですが…。
アップで映らないし、字幕も出ないから誰だかわからない!
前の場面で同じ衣装を着てたのが煌月さん、鳳月さん、瑞羽さん、華蘭ちゃん、五十鈴さん。
おそらく五十鈴さんかと思うのですが。
五十鈴さんはプロローグの酒場の店員役でもちょっと美声を響かせてました。

プロローグでは研2の煌月さんと研1の輝城さんに目立つソロがあって、2人とも上手。
特に輝城さん、素晴らしい!台詞もしっかりしてる。

鳳月さん、この時まだ研2なんですがやっぱり大人っぽくてかっこいい。
確か中卒ですよねえ…まだ10代か…?なんだ、あの迫力。

アントニアの母の萌花さん、素晴らしい歌でした。
ダンスの人だと思ってたら、歌もこんなにうまいのね。綺麗だし。

悪魔の手下?の影法師Sの2人、流輝さんと麗百愛さんが素晴らしいダンス!

うん、予習してから見たら面白かったです。
さすが名作オペラ、曲がどれも素晴らしかった。
役替りと1人で何役もが多くて、演じる皆さんは大変だったでしょうけど、
みんな華やかによく演じて踊って歌ってました。下級生が多いのに素晴らしい!
今回も、あら下手だな、と思う人が1人もいませんでした。
役替りの別バージョンも見たいなあ。

最後の挨拶のカーテンコールで泣いちゃった明日海さん、かわいいなあ。
頭をナデナデしてあげたくなっちゃいますねえ。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組新人公演『マジシャンの憂鬱』 [宝塚・舞台の話・月組]

ちょっと忙しくて言い忘れてましたが、
龍真咲さんトップお披露目おめでとうございます!!
さて、何が忙しかったのかといいますと、その龍さんお披露目特集のスカステです。
22日以降、録画するものが多すぎて、ハードディスクの整理が大変だったのです。
そちらはひと段落しましたが、今度は見るのに忙しい!ああ大変!うっとり!

さてさて今回の特集で一番楽しみだったのがこれです。龍さんの新公!
この作品は私が見ていない時期のものなので、内容は全く知りませんでした。
なので、公式の配役表とスポニチの『宝塚歌劇支局』の公演評で予習してから見ました。
2007年10月16日収録、東京の新人公演です。

正塚晴彦先生の作品で、新人公演は稲葉太地先生が担当したのね…って、あれ?
また東京は正塚先生演出になってる。『ラストプレイ』と同じだ…ってこっちの公演の方が先か。
ジャンルはミステリータッチのコメディですか、フムフム。
役が少なかったので本公演の一人二役を2人で分けたのもあるようですね。

5年前、研7の龍さんが主演か~♪ これが2度目なんですね。
あれ、あんまり今と変わらないな。すでに瞳キラキラで歌もお芝居も上手!いやーかっこいい!
なんかもうこの時点で出来上がってる感じですね。
「痛たたた」とか言いながら手錠をかけられる姿が妙に似合ってます(笑)

2番手役の明日海さんは研5ですね。あら可愛い~。
台詞がレロレロになっちゃったり裏返ったりしてるとこもあったけど、
いかにも育ちの良さそうな、真っ直ぐで優しそうな感じが皇太子にぴったり。
まあ、妻を亡くして3年も経ってるようには見えないけど…どうみても少年王子
歌や芝居は今と比べるとまだまだ新人!って感じだけど、スター性はすごいですね!

ヒロインは夢咲ねねちゃん。よく考えるとねねちゃんのお芝居ちゃんと見たのは初めてです、私。
うひゃー、細長!身長164cmって絶対嘘ですね?
龍さんとほぼ同じですよ?っていうか、空手の構えがどう見ても龍さんより強そう。
でも首が長くて肩が綺麗だし、顔も可愛いし、身長以外はやはり娘役向きの人ですね。
この人ももうスターとして出来上がってますね、翌年は組替ですもんね。
後半の墓地で気絶する場面で見事な大の字でひっくり返ったのには驚き。

龍さんシャンドールの仕事仲間らしき5人組が周りにいるんですが…何者?
と思ったら、全員居候って設定なんですね…居候?一緒に住んでるの?
ということは男5人と女1人が一つ屋根の下…その割に色気ゼロですねえ。
その1人の女性、夏月さんで結構可愛いのに…本役出雲さんだから老け役設定なのかな?
他の4人は麻月さん光月さん流輝さんに彩星さん!みなさん上手!
彩星さんの男役の芝居初めて見た!かっこいいし歌もうまい。でもやっぱり転向して正解かな。
光月さん髪型工夫してあってかっこよくてかわいい。
麻月さんと流輝さんもかっこいい。流輝さんデカすぎ!
しかしこの居候さん、本役が大空さん遼河さん龍さんなのにスター候補って感じはあまりしないな…。

ねねちゃんのお付きみたいな人2人…と思ったら3人とも皇太子妃の侍女か。
琴音さんと蘭乃ちゃんが可愛いのに奇声を発して空手の構え…微妙…。
空手は微妙だけど2人とも可愛くて台詞がしっかりしてる。
これ、本役が憧花さんとねねちゃんなんですね、首が長くて面白い並びだっただろうな。

最初の方で登場した宇月さん、出番は少ないけど目立つ役。
上手でかわいいけど、役の意味がよくわからない…行方不明の貴族役って…?
シャンドールが口からでまかせを言ったらその通りアフリカで見つかったってことか?無茶苦茶や

後半しか出ないけど、司祭役の彩央さんがかわいい~!面白いおいしい役ですね。
これ、本役桐生さんなんですね!桐生さんのも見たいなあ。

皇太子妃役は白華れみさん!そっか、月組出身でしたね。
上品で綺麗~♪ 墓地でのダンスシーンが儚げで素敵。

墓守夫婦の綾月さんと美夢さんもさすが上手。
綾月さんの表情がおかしい!実夢さんは歌うまい!
そういえば美夢さんってこの2年半後のハムレットでも墓堀役でしたよね。
墓堀のスコップが似合う娘役って珍しい…あんなに可愛いのに不思議。

前半の新聞記者役の麻華りんかさんが綺麗で素晴らしい歌唱力!
五十鈴ひかりさんもさすが上手。歌がほしかったな。
榎さんと響さんはちょい役だけど最後に目立っててかっこいい~♪

最後の挨拶で感極まって泣いちゃった龍さんに激萌え~。
龍さん明日海さんねねちゃんの3人がスター性が突出してましたね。
お話も面白かったし、本公演も見たいなあ。そのうち放送してくれないかなあ…。

龍さんと明日海さんは2人とも爽やかな二枚目なんだけど、
既にのちのショーブランに通じる個性の違いが出てて面白いですね。
龍さんは微妙に屈折してて、陰を感じさせる青年。
明日海さんは真っ直ぐスクスク育った感じで、まだ少年。
2人ともスターらしく輝いてるんだけど、明日海さんは本人が太陽みたいな輝き、
龍さんは目の中から星を飛ばしてキラキラ(笑)。
この2人でロミオ役替り公演中ですね~。
お披露目で役替りって複雑ではあるんですけど、単純に楽しみでもあります。
ロミジュリは久しぶりに公式DVD買おうかな。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組『PUCK』 [宝塚・舞台の話・月組]

先日見た『メモリーズ・オブ・ユー』で懐かしくなり、録画してあったディスクを探し出して見ました。
収録は1992年7~8月の大劇場公演ですが、汐風さんが数日休演した時の収録ですね。
確か2年ぐらい前にスカイステージで放送されたものの録画です。

ちなみに先日の記事で書きましたが、
20年前にBSで放送されたものを録画して、当時テープが擦り切れるほど見まくったのですが、
今回と同じ汐風さん休演で彩輝さん代役版と、本役汐風さん版と両方持ってました。
多分、『宝塚花の指定席』の使いまわしと、NHKで収録したものではないでしょうか。

いやー、懐かしいですねえ~(涙)。
小地修一郎先生の作品なんですよねえ…。
涼風さんが歌の妖精の役だなんて、はまりすぎにもほどがある。
麻乃さんは本当~にかわいいなあ。まさに永遠の美少女。
天海さんはこの役はノビノビ楽しそうに演じててこれは本当に良かった。

久世さんの最初の子供時代はちょっと笑えるけど、
(確か当時の出版物で、初日に舞台に出た瞬間にお客さんに爆笑されたって書いてましたね)
後半の哀しい悪役姿はまさにハマってます、かっこいいなあ~。

代役の彩輝さんは見た目が可愛すぎ!しかしデカい!大女!
なんか普通に可愛いので、ヘレンが嫌われる説得力に欠けるけど、でも可愛い~デレ
朝吹さんも超かわいいなあ~。
羽根さん綺麗で歌うまいなあ~。
学校の生徒役の中に成瀬さんがいて、超目立ってます。

たまにはこういうおとぎ話っぽい作品もいいですねえ…。
この作品って人気あるし、『おとめ』で「やりたい役」に挙げてる生徒さんも時々いますが、
再演される気がしませんね。
あまりにも当時の月組にアテ書きすぎるし、今の時代に上演する演目じゃない気もするし。
でもやっぱり何年経ってもいい作品はいいですねえ…。

でもちょっと妄想してみると、意外と霧矢さんよかったんじゃ…と思えてきました。
パック  霧矢
ハーミア 蒼乃
ボビー  龍
ダニー  青樹
ラリー   桐生
ヘレン  明日海
オベロン 星条
タイテーニア 彩星
エドワード 汝鳥
ヘレン父  越乃
ヘレン母  花瀬
トレイシー 愛希

うん、結構いい感じ。むむむ、考えたら見たくなってきた。

では今の月組なら?              
パック  龍(新公:千海)
ハーミア 愛希(愛風)
ボビー  明日海(煌月)
ダニー  美弥(鳳月)
ラリー  宇月(珠城)      
ヘレン  紫門(輝城)
オベロン 星条(輝月)
タイテーニア 憧花(花陽)
トレイシー 花陽(咲妃)

…なんかいろいろと微妙ですね、やっぱり無理だな。

今できそうなのは雪組の音月さん&美海ちゃんぐらいでしょうかねえ。
あれ、ボビー早霧、ダニー未涼、ラリー沙央、ヘレン大湖、
オベロン夢乃、タイテーニア舞咲、トレイシー愛加…結構いいかも。

と、ついつい妄想がふくらんでしまいますな…いかんいかん。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組『メモリーズ・オブ・ユー~懐かしき時代・美しき人々~』 [宝塚・舞台の話・月組]

昨日スカイステージで放送された、20年前のショーです。
この作品にはすごく思い入れがあって、放送されて嬉しい~。大感激です。

1992年7月~8月に大劇場で上演されたのですが、
この1992年というのが私が宝塚ファンになった年です。まだ高校生でした…(遠い目)。
5月頃にファンになったので、ファンになって初めて月組で上演された作品なんです。
当時はビデオは販売されてなかったので、
実況CDを買って朝から晩まで聞いた覚えがあります、懐かしー。
2本立ての同時上演の『PUCK』とともに、台詞から歌詞まですっかり覚えたもんです。
ただ、翌年ぐらいにBSで放送されたはずで、間違いなくビデオ録画しているはずなんですが、
映像の記憶があまりないんですよね…不思議なんですけど。
『PUCK』は映像でも強烈に覚えてるんですが、なぜなんでしょう…。
ビデオはもうないのですが、数年前に『PUCK』が放送されて録画、
『メモリーズ~』はやらんのか!と吠えたものですが、遂に放送。嬉しい~。

演出が草野旦先生です。草野先生の良い思い出No.1です。

あああー、懐かしい。涼風さんと麻乃さんのコンビ大好きだったんですよ…(涙)。
お化粧や衣装に時代は感じますが、やっぱりいいものは古くてもいいですねえ。
天海さんもかっこいいなあ…天海さんも好きでしたが、思うところがないわけでもない。
でも研5で2番手になっていろいろ大変だったことでしょう、この当時でもまだ研6。
研6でこれだけできてるんだからやっぱりすごい人でしたねえ。

それにしても涼風さんの歌はやっぱりすごいなあ…。
今見ると上唇の描き方がちょっと変だけど、でも綺麗。
麻乃さんは本当に本当にかわいいなあ…。

久世さん若央さん真織さん汐風さん嘉月さん!
羽根さん舞希さん朝吹さん風花さん!みんな大好きでした(涙)。
若央さんは先日放送された初舞台生のロケットの振り付けの先生でしたねえ、しみじみ。

あれ、なんだか不自然なカットがあったなあ。なんの場面だっけ?
…バナナボートとかって場面があったような気がする。
うん、そうそう、真帆志ぶきさんが振り付け教えに来たって話題になったんじゃなかったっけ。
見たかったなあ、残念。

ひゃー、ロケットの中心に彩輝さんと成瀬さんだ!脚きれいだなあ~。

フィナーレのパレードの階段降りの人数が少ない!
エトワール羽根→久世&若央2人→天海長く歌う→麻乃→涼風だけ。
羽根さんの後に真織&汐風&風花3人降りがあってもいいのに。

いやー懐かしかった、面白かった。
この年の『宝塚おとめ』を引っ張り出して見てみたら、
この時の月組で残ってる人は汝鳥さんと梨花さん、高翔さんだけなんですね…。
この年の初舞台生も大空さん一人だけになってしまいました。
その大空さんももうすぐサヨナラかあ…さびしくなるなあ。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組新人公演『夢の浮橋』 [宝塚・舞台の話・月組]

先日見た本公演が面白かったので、忘れないうちに新人公演も見ました。
2009年1月22日収録、東京新人公演です。

いやはや、明日海さんが綺麗すぎて綺麗すぎて…ニタニタ
本公演の瀬奈さんも相当美しかったけど、明日海さんも負けてませんね!
美女軍団(本公演ほど美女じゃなかったけど)に取り囲まれてもあまりオタオタしてない感じがおもしろい。
「モテモテだけどなにか?」ってやたら堂々としてるところがおかしいけど納得せざるを得ないわ~。
持ち味なんでしょうけどからっと大らかで、後半になってもあまり苦悩してる感じじゃないかな。
最近の歌のうまさからすると、まだそこまでうまくなくて(いや、十分歌えているとは思うけど)、
「ああー、やっぱり新人なんだな」って新鮮。

光月さんが薫ですか!
なんか光月さんってムードメーカーとか3枚目のイメージが強くて、ちょっと意外。
…って、あれ?すごくかっこいいんですけど…ちょっと海峡ひろきさんに似てる。
歌もうまいですね~。原作どおり、誠実な感じが良く出てます。
すっごくかっこいいけど、やっぱり明日海さんの匂宮とじゃ勝負にならないよなあ…(失礼!でも素敵ですよ!)。

蘭乃ちゃん、かわいい~。まさにお雛様。
本役のしずくちゃんほどの包容力はなくて、まだ子供って感じに見えるけど、
でもお芝居は上手だし歌も思ってた以上に聞けるじゃないですか!素晴らしいですね!

個人的にツボだったのが、道定役の千海華蘭さん、かわいすぎる!
あまりかわいいので華蘭ちゃんとか呼びたくなっちゃいますよ!
道定って仲信さんに「わが娘婿」とか呼ばれてるけど、その顔で結婚してるの?
嫁は一体誰なの!?ってぐらいにかわいい~。
顔は中学生みたいなのに(ごめんなさい)、台詞や歌の声はしっかりしてますね!
道定のラストシーン、浮舟をお寺に送って行くために銀橋を渡る時に、
しょんぼり(してるのかどうか分からないけど)下を向いて歩く顔がもう可愛くて可愛くて!
最後の挨拶で手を振るときに蘭乃ちゃんのすぐ後ろに立っててその笑顔がまた可愛い!
一回新公主役やってほしいなあ…。

咲希あかねさんがすごく綺麗で歌もお芝居もうまかった!
どうしてこの人に新公ヒロインが一回も回らなかったのか謎。

あと気になったのが、女一の宮の子供時代の愛風ゆめちゃん。
すっごくかわいいですね!子供らしくてすごくかわいい!日本物が似合う顔立ちなんですね。
いや、いつもかわいいけど、ちょーっと地味かな?と思ってたので…考えを改めました。
歌も声が綺麗で上手。この時まだ研1か、すごいですねえ。

女一の宮の夏月さんは上品で綺麗だけど…首がない
本役の花瀬さんは裏ヒロインって感じだったけど、こちらは普通にお姉さんですね。

親王コンビの五十鈴さんと沢希さんは言わずもがなですが、
時方の響れおなさん、五の宮の煌月さん、華蘭ちゃん、みんな歌がうまくて
5人で銀橋で歌うシーン、良かったですねえ~。
宇月さんとみらちゃんのカップルも歌うま~。
傀儡の場面の前の村祭り?みたいな場面の歌手が華央さんと海堂さんでこれも上手。
海堂さんってハムレットでも超かっこよかったですよね、早く辞めちゃって惜しいなあ。

夕霧の息子コンビが紫門さんと鳳月さん、2人ともかっこよくて上手。
鳳月さんはこの時まだ研3なのにやはり迫力漂わせてますね。
鳳月さんにも一回新公主演してほしいんだけどなあ。

光源氏が彩央さん、本役の萬さんほどの怖さはないけど上手、でもちょっと若すぎ。
明石中宮が羽咲さんで、もちろんうまいけど、彩央さんの娘には見えないな。むしろお母さんに見える

横川の僧都が鼓さんでこれまた本役さんと同様かっこいい~。
こんなかっこいいお坊さんがいたら私も出家(以下略)。

ちょっとの出番だけど、すごく印象的な役のしずくちゃん、やっぱり美しい~。
柏木の瑞羽奏都さんと2人で麗しいわ~。

日本物の新人公演って大変なんでしょうけど、皆さん綺麗で上手で素晴らしかったです。
下手だな、と思う人が誰もいませんでした。

さて来月はお披露目記念で龍さんの新公主演作も放送されるみたいですね。
うひゃー、楽しみ楽しみ(●^o^●)

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ

【宝塚】月組『夢の浮橋』『Apasionado!!』 [宝塚・舞台の話・月組]

スカイステージで数年前に録画したものを、ようやく見ました。
2009年2月8日収録、東京公演千秋楽です。
お芝居は大野拓史先生、これが大劇場デビュー作ですか…日本物が多い方のようですね。

源氏物語は漫画の『あさきゆめみし』は読んだことあるのですが、これはその後の宇治十帖ですか。
宇治十帖はほとんど知らないなあ…大丈夫かなあ…と思いながら見てみたら、
全然大丈夫じゃない!誰が誰だか全然わからない!というわけでいったん中断して、
高校時代の古文の教材『常用国語便覧』を引っ張り出してきてしばしお勉強。

平安貴族の美しくも奔放な恋愛事情、家系図の無茶苦茶さににクラクラしつつも登場人物を一応把握。
公式の配役表もチェックしていざ再挑戦。
しかし難しい…登場人物を覚えたはいいけど、官職名で呼んだりするもんだからやはりわからん!
結局国語便覧をかたときも離さずに勉強しながら見たところ、何とかなりました。
最後まで見たらかなり面白かったです。
しかし原作をある程度知ってないと全くわからないこともあって、やっぱり少し不親切かな。
語り部役みたいな人を1人か2人置けばよかったんじゃないでしょうかねえ。

主役の匂宮の瀬奈さん、美しー!ほんとに絵巻物から抜け出てきたような美しさ!
最初は軽い感じでお手つきの美女軍団に取り囲まれてオタオタしたりおかしかったけど、
後半にはすっかりシリアスなお話になって、苦悩する美青年になってました。
浮舟とのセリ上がりのラブシーンが凄すぎ。凄く驚いた。テレビにかじりついちゃいましたよ!

薫の霧矢さんは容姿の美しさでは匂宮には及ばないのですが(ごめんなさい)、
原作どおり「明るく女好きな匂宮と、誠実で暗い影を背負う薫」の対比が良く出てました。
霧矢さんって元はパーッと明るい人だけど、暗い演技も魅力的。

お芝居のヒロインはしずくちゃん。う、美しい~。
見るからに儚げで、さらに歌いだしたら声があまりにもか細くて、
普通なら「この歌ダメでしょ」って感じだけど、この役にはこれでハマってるかも。
しずくちゃんって、姿は儚げだけど目に優しい力があって芯の強さが感じられる人で、
浮舟って人はただ意志もなく流されてるだけではなさそうだけど、しかしよくわからんなと思っていたら
匂宮の薫への台詞で、「そなたも私も十分にすがりついたではないか」ってのを聞いて、
ああそうか、浮舟がすがったのではなく、すがったのは匂宮と薫だったのか、と得心。
これはしずくちゃんの持ち味を最大限に生かしたアテ書きだったのか、
原作の浮舟もこういう人でそこにぴったりとしずくちゃんがはまったのか。

城咲さんの小宰相の君も前半はヒロイン級の出番だけど、これはやっぱり脇役ですね。
でもすごく魅力的ないい役。これは原作にないオリジナルなのかな。
歌もうまくて綺麗でかわいい。こちらは生命力に溢れる女性ですね。
こんなに持ち味の違う魅力的なヒロイン役者が2人もいたのになあ…。

匂宮の姉役の花瀬さんは裏ヒロインですね。歌もたくさん歌っててうれしい。
これまた上品で美しい。副組長までヒロイン役者だなんて、贅沢。
花瀬さんの幼少期の花陽みらちゃん、あまり似てはいないんだけど、
歌声が綺麗でいいですね~。すごく可愛いし。

遼河さんはこの作品までは完璧3番手だったんですね…。
これまた麗しい~。銀橋の歌がとてもよかったのでちょっと驚いた、こんなにうまかったっけ?

光源氏の萬さん、出てきた途端に認知症みたいな演技ですぐ退場してしまって、
「え、これだけ?」と思ったら、あとでなんと傀儡として登場!
この傀儡の動きが凄すぎる!いわゆるロボットダンスですね?
で、顔が白くて無表情で怖いんだ、これが。
子供が見たら泣きそう(っていうか子供に源氏物語見せちゃダメです)
ここの「ギギギー」って効果音の気持ち悪さとあいまって、すごく怖い、けど
匂宮の近い未来を暗示した印象的なシーンでした。
出番が少ないと思ったけど、やはりすごい存在感。光源氏ですものね~。

磯野さんと梨花さんもさすがの存在感ですね。萬さんの子供には見えないけど
梨花さんって専科に行ってたんだな、私のファン中期は月組副組長さんでしたっけ、しみじみ。

桐生さんと龍さんは匂宮のお供の3枚目コンビ(顔は超2枚目だけどね)。
出てきて歌ったと思ったら「今日も明日も恋文配達~♪」って…。
でも時々真顔になって(それがまたかっこいいんだな)匂宮を心配してるのが良く伝わります。
お話がシリアスになっていくにしたがって3枚目っぽさは薄まって、
ラストの退場直前、それぞれにしみじといい場面がありました。かっこいいんだまた。
とりあえず今回の龍さんにエキセントリックさは皆無でしたなあ。安心と言うか残念と言うか

明日海さんは匂宮の弟役で、時々出てきて華を添える感じ。
超華やかできれいでかわいいですね~。

横川の僧都役の一色さん、渋くてかっこいい~。
こんなかっこいいお坊さんがいたら私も出家しようかなと思っちゃいますよ(←意味不明)。

小君ってのは浮舟の弟か?千海華蘭さんだー、かわいい~。
この時研3か、大抜擢ですね。

蘭乃ちゃんも1場面だけだけどいい役。お雛様みたいでかわいい~。

傀儡の前の村の祭りみたいな場面、沢希さんと五十鈴さんで素晴らしい歌!
沢希さんって独特ないい声ですよね、すごく耳に残る。
彩星さんと和音さんの歌もいいですね~。彩星さんは転向直後かな?全く違和感なしですね。

背景やセットはごくシンプルなんだけど地味すぎず、
平安の衣装が色鮮やかで華やかだけど派手すぎず、よく映えてますね。
劇場で見たらすごく綺麗だっただろうな。

ショーは藤井大介先生ですね、『HAMLET!!』の人だ、これは楽しみ。
お芝居の暗さを吹き飛ばすようなラテン系のノリノリですね!

いきなり城咲さんが出てきて、他の娘役も加わって踊ってから、
踊りが続いたままで開演アナウンス。ちょっと珍しいですね。
…専科の3人がショーにも出るんだ!なんか3人の妖怪みたいだけど(失礼!)
なんだろ、狂言回しみたいな役なのかな?

だー!小林幸子だ、どう見ても小林幸子ですよ、瀬奈さん!
おっ、巨大衣装に見えたものは幕だったのか、両側に開いた!
…ということは幕の間から顔だけ出してたのか?なんかかわいい。

群舞の後、8組ぐらい残ってデュエットダンスで、龍さんが歌手で登場~。
かっこよくて上手~。
この場面、衣装が渋いオレンジと黒で、すごく素敵。、

次は霧矢さん率いるドラキュラ軍団がが清楚なしずくちゃんを襲うんですが、
後ろで歌う星条さんの声があまりにも大きいと思うのですが。
ここの霧矢さんは長髪が似合ってて素敵。

おお、次が噂のバレンチノの場面ですね。
(↑何が噂かと言うと、『おとめ』の好きな役のところに沢希さんがこの場面のカゲソロって書いてたから)
城咲さんが進行役で、次々月組美女軍団のお姉さまたちが出てきて歌と踊りで
バレンチノの映画撮影を再現、面白い場面ですね。
最後誰もいなくなってバレンチノの孤独を表すところで例のカゲソロ!
うーん、いい声だなあ。でも思ったより短かったな。もっと聞きたいぞ。

花瀬さんが専科の3妖怪皆様を引き連れて歌ったと思ったら!
銀橋にすごい大女が登場!遼河さんだ!ちょっとこわいけど綺麗。
ああー、次々オカマさん女装の男役が登場。
龍さんは歌いながら。いや普通にかわいいですね。
またまた大女の星条さん、でかいけどすごく綺麗。アメリカのモデルみたいで違和感ない。
明日海さんも歌ってて普通にかわいい。
なんかいきなり曲調が変わって変なコーラスになったと思ったら越乃さんだー!
お笑いパートなんですね…いや、でも結構綺麗ですよ?怖いことは怖いけど…。
曲が戻って青樹さんも歌いながら。こ、これはちょっと違和感があるかな。でも結構かわいい。
桐生さんは、あれ、意外とかわいい。最後にすごい勢いでウインクして行った!やっぱり男前。
下級生の男役さんたちがダルマで瀬奈さんを取り囲んで、
トリが霧矢さん。顔はきれいだけど、全体はオカマっぽいかな…。
ああー、これで瀬奈さんと霧矢さんでデュエットダンスになるんですね。
で、みんな出てきて中詰め。賑やかで楽しかった!
城咲さんだけが女装さんたちと同じ衣装着てた。

専科の3妖怪さんたちが客席から登場して銀橋で熱唱。珍しい~。

南の島みたいなところに場面が移ったと思ったら、明日海さんまた女役だ。かわいー。
なんか龍さんとラブラブみたい…と思ったら瀬奈さん率いる宇宙人軍団みたいなのが登場。
何だこの変な一団は。意味わからん。
なぜか明日海さんを残してみんな死ぬ…意味わからん。
かと思ったら白い衣装に白いハチマキの人が大量に出てきた、と思ったら死んでた人も生き返った!
で、みんな白い衣装に着替えて歌い踊って…ってなんか見たことある。
『HAMLET!!』でもあったよ、これ。タイトルの『!!』も同じだ。
藤井先生の趣味なのかしら…。

闘牛士の格好で1人で銀橋を歌いながら渡る遼河さん、おおーかっこいい。
…と思ったらいきなりカマした!
お芝居の歌がうまくて驚いたけど、こっちはちょっといまいちかな。でもかっこいいです。

次の女役の群舞も城咲さんが中心で瀬奈さんにもちょっと絡んでて、
お芝居はしずくちゃん、ショーは城咲さんがトップ扱いなんですね。

ロケットが大階段から登場って珍しいですね。
おっ、1人だけ横から出てきた。涼城まりなさんだ、これがサヨナラなんですね(涙)。
1人だけ衣装が違って胸にお花もついてますね。
うひゃー、脚が長い!小柄なんだけど顔が超小さくて脚がすごく長い!素晴らしいスタイル!

最後は霧矢さんの歌で瀬奈さんが1人で燕尾で踊る…デュエットがなくて寂しいなあ。

もうパレード…ええっ、研さんがエトワールだ!これは驚いた。
しかもずいぶん長く歌ってますね、嬉しいけどびっくりー。

しずくちゃんは明日海さんと龍さんに挟まれて3人降り、
城咲さんは同じ衣装にキジ羽付きで遼河さんの後、霧矢さんの前に1人降り。
Wトップ娘役が芝居とショーでヒロインを分け合った形でよかった。

宇宙人軍団と白装束は謎だったけど、全体は華やかで楽しいショーでした。
主題歌がかっこよくて耳に残る。アーパッショナード♪

千秋楽なので退団者の挨拶も放送。
朝桐さんと涼城さん、心のこもったいい挨拶でした。もらい泣き。
話からすると2人とも寿だったのかな。おめでとうございます。

にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

宝塚歌劇団 ブログランキングへ
前の10件 | - 宝塚・舞台の話・月組 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。